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診療内容 妊活パック

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妊活検査パックについて

当クリニックに来院し、様々な検査を受けていただき、ご自身の体の状態を把握するための検査となります。
女性妊活検査パックと男性妊活検査パックの2種類があり、どちらか一つだけ受けていただくことも可能です。
女性の方であればホルモンや卵巣・子宮の状態、男性の方であればのホルモンや精巣・性線の状態を把握することができます。
これから本格的に妊活を始めようとするカップルや、専門的な検査はまだ考えていないけれど、妊娠にやや不安があったり、ご自分の体をもう少しきちんと知りたいと考えている方にお勧めです。

また、結果報告は書面での郵送となります。結果について電話でのお問い合わせには応じかねますのでご了承ください。
※要予約となりますので、必ず事前にご予約下さい。

女性妊活検査パック

当院に2 回来院していただき、採血と超音波検査をすることにより、患者さんのホルモンや卵巣・子宮の状態
を把握するものです。体への負担が少なく現状がわかるので、幅広く多くの方にお勧めできます。

検査方法

1回目

ホルモン採血(LH、FSH、PRL、E2)+AMH
生理が始まった日を1日目として、2~5日目に来院

2回目

超音波検査、ホルモン採血(E2)
生理が始まった日を1日目として、10~13日目に来院
※生理周期とは:生理が始まった日から次回の生理の前日までの期間をいいます。

ホルモン採血でわかること

LH:黄体化(黄体形成)ホルモン

排卵を促し卵胞を黄体へ変化させる。排卵される卵子の最終成熟を促す。

FSH:卵胞刺激ホルモン

脳下垂体から分泌され卵胞の発育を促す。

PRL:プロラクチン 乳腺刺激ホルモン

乳汁分泌を促すホルモン。本来、授乳している時に分泌される。妊娠を望む場合、高値を示すと月経不順、排卵障害をおこす原因になる。

E2:エストラジオール 卵胞ホルモン

排卵が近くなったり、卵胞が発育し大きくなると上昇する。卵胞数が多くなる場合も上昇する。頸管粘液を増やし子宮の内膜を厚くする。卵胞内の卵子を成熟させる。
エストロゲンが高くなると下垂体のLH分泌(LHサージ)を促し結果排卵を促します。

 

超音波検査で分かること

  1. 排卵・着床にかかわる卵巣、子宮の性周期内の状況把握。
    (卵胞の発育状態、子宮内膜の厚さ。)
  2. 妊娠に関わる子宮・卵巣の病疾の有無の検索。
    (子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ)

検査費用

22,000円
※出来るだけ同一周期での検査が望ましいですが、ご無理な場合は1回目の検査から3か月以内に2回目の検査を受けてください。1回目の検査から順次受けていただくため、生理になったらお電話で予約をお願いいたします。

 

男性妊活検査パック

男性妊活検査は当院に1 回の来院と精液の提出をしていただき、ホルモン採血と精子検査をすることにより、患者さんのホルモンや精巣・性線の状態を把握するものです。体への負担が少なく現状がわかるので、幅広く多くの方にお勧めできます。

検査の手順

  1. 採血(ホルモン採血 + 感染症採血)を受けていただきます。他院で受けたことのある患者様もお受けいただく必要があります。
  2. 1週間後 感染症の採血結果の説明を聞いていただきます
  3. 電話で精子検査の予約
  4. 精子検査の提出
  5. 郵送で精子検査及びホルモン採血の結果を送付します。精子検査を再検する場合は別途費用がかかります。
  6. もしも詳しい検査をご希望であれば男性外来を初診として受診していただくことをお勧めします。

ホルモン採血でわかること

LH  男性ホルモン産生機能

この値が高いと精巣機能の低下が疑われます。(正常範囲 2~8)

FSH 精子形成に関する精巣機能

この値が高いと精巣機能低下が疑われます。(正常範囲 2~6)

Zn 亜鉛濃度

この値が低いと亜鉛欠乏が疑われます。(正常範囲 80 以上)

T 男性ホルモンの測定

この値が低いと性線機能障害が疑われます。(正常範囲 3.5 以上)

PRL 乳汁分泌ホルモン

この値が高いと下垂体の疾患が疑われます。(正常範囲 20 以下)

精子検査でわかること

精子検査では[精液の量][精液の濃度][精子の運動率]がわかります。
各々、日本人の平均値とWHO(世界保健機関)が定めている下限値は以下のようになっています。

日本人の平均値 WHOの基準値(下限値)
精液量 2~4ml 1.5ml 以下
濃度 7000~8000万/ml 1500万/ml
運動率 60~70% 40%(前進運動率 32%)

 

運動率は全体の何%の精子が動いているかという指標です。例えば運動率 60% であれば、60%の精子が動いていて、残りは不動精子(動いていない)ということになります。
動いている精子の中にも迅速に動く精子もあれば、緩慢な精子もあります。高速に動く精子が多くあることが非常に重要です。(精液検査結果表で赤い線で示されているのが高速に動く精子です)

※精子検査でわかるのは量、濃度、運動率であり、実際受精させることができるかどうか(受精能)はわかりません。また、実際に受精する場所(卵管膨大部)までたどりつけるかどうかもわかりません。

検査費用

27,500円

監修医師情報

原口 広史
専門 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本産科婦人科学会産婦人科指導医
日本生殖医学会生殖医療専門医
生殖・内分泌
子宮内膜症
子宮腺筋症
着床

お子さんが欲しいという希望や、なかなかできないという悩みに、少しでも手助けできるよう心がけています。
是非、いらっしゃって下さい。

経歴
2006年 東京大学医学部医学科(理科3類)卒業
2007年 焼津市立総合病院
2009年 東京大学医学部附属病院
2010年 焼津市立総合病院
2011年 河北総合病院
2012年 東京大学大学院医学系研究科生殖・発達・加齢医学専攻博士課程
2015年 日本学術振興会特別研究員 DC
着床関連の研究に従事
2016年 大学院博士課程卒業 医学博士
2016年 日本学術振興会特別研究員 PD
2017年 東京大学医学部附属病院 助教
2019年 東京大学医学部付属病院
生殖グループ 総ハウプト
2020年 松本レディースクリニック/リプロダクションオフィス 常勤医師
2021年 松本レディースリプロダクションオフィス 院長
田中 智基
専門 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
生殖・内分泌
着床

受診や治療自体がストレスにならないように心がけています。
なかなか授かれない状況で不安や悩みが多い方もいらっしゃると思います。
心折れずに次の一歩を踏み出し続けましょう。
お二人がゴールにたどり着けるように精一杯サポートさせていただきます。

経歴
2011年 東京大学医学部医学科(理科3類)卒業
2011年 東京大学医学部付属病院
2013年 焼津市立総合病院
2018年 松本レディースクリニック/リプロダクションオフィス 非常勤医師
2020年 同 常勤医師
2021年 松本レディースリプロダクションオフィス 副院長
2018年6月に改正・施行された「医療広告ガイドライン」に基づき、当ページは医師免許を持った松本レディースグループの医師監修のもと掲載しています。
医療広告ガイドラインの運用や方針について詳しくはこちら、当院の在籍医師一覧はこちらをご覧ください。
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